はじめての方へ

事務所に入ると、今までと何が違ってくるでしょうか?まず圧倒的にチャレンジできる仕事が増えるということにあります。
仮に、フリーの役者の場合はインターネットなどを通じて募集している映画や舞台をさがして、自分自身でプロフィールを作成して送付するという作業が必要になりますが、事務所の場合は日々営業をしていますので、そもそもキャスティングサイドから仕事の紹介があります。事務所は、役柄など色んな条件にあう役者を提案をします。
では、役者は事務所にさえ入っていれば安泰か?というと、そんなことはありません。プロ野球やサッカーなどのチームと同じで、技術を磨いたり、体力をつけたりし続ける努力はお休みすることはできません。

その点が、サラリーマンのようにいったん会社に入ってしまえば給与が補償される仕事と違う点です。当社では入所後、無料でレッスンを受講可能ですので、まったくの初心者の方も安心して始めることも可能です。

当社では、信頼のおけるワークショップを所属の役者に紹介することも可能です。

契約期間について

当社の契約期間は最低が3年からになっています。3年は長いと感じる方もいらっしゃいますが、これには次のような理由があります。
たとえば今放送されているテレビドラマですが、1話の撮影はおよそ半年前に始まっています。全10話ありますから、最終話の撮影が放送日の直前まである事もありますが、出演者が決まるのは遅くても撮影開始の2か月くらい前までが目途になります。
ということは、いますぐ入所した役者のプロモーションを事務所が開始しても、一番早くて半年後の番組ということになってしまいます。
日本のドラマは年4クールなので、たとえば10月開始の秋ドラマが今年の春にはほとんどキャスティングが終わってしまうということになります。
夏に入所した役者は、次の年の1月クールを狙います。つまり、最初の1年間はあっても無いような期間なのです。そして、数多く居る役者の中から見つけてもらうには、もう少し時間がかかります。
キャスティング担当が覚えてくれるのがようやく2年目です。
成果がちゃんとで始めるのは3年目というのが私たちの考え方です。

入所してすぐの年は仕事が無いのか?というと、それは違います。単発キャストなど狙い目がありますし、広告は年中キャスティングがあります。入った1年目は、まず自分のチカラを付けるための年と理解してください。

自分に合うか?不安な方へ

「事務所は自分を売ってくれるんですか?」という質問をよく耳にしますが、どんな事務所でも「売れなくても構わない」と思っているところはないはずです。ですので、あなたにとってよい事務所とは何か?というと、売ってくれるかどうかそのものよりも、今の自分をどのように演出してくれるのか?という事に注目すべきです。
どんな人であっても、「こうなりたい自分」というものがあると思いますが、私たちのようにずっと役者のマネージメントをしていると「ちょっと修正すればいいのにな」とか、「これができるようになるといいのにな」など見えてくるものがあります。
ほとんどの場合、考え方をほんの少し変えるだけでいままで弱点だと思っていたことは、強味に変わります。
私たちは、この演出(プロデュース)に最もチカラを入れています。

よくある質問

面接では何を聞かれますか?

応募者のみなさんの本音をお聞きしたいと思っていますので、受かるとか落ちるという結果に意識せず思っていることをお話しして頂きたいと思います。いちばんお聞きしたいのは、俳優を仕事にしようと思ったキッカケや、この先どういう風になりたいか?などですので、自由にお話しください。また、上手にお話しする必要もありません。

学生なのですが大丈夫でしょうか?

俳優と学業を両立させながらでももちろん可能です。受験などを控えている方は事務所と相談して休みの期間を設けることも可能です。

無料の演技レッスンでは何をしますか?

初心者の方から、中級者くらいまでの方を対象としています。レッスンという名称ですが、演技の練習は本来自分一人でやっていただくことがとても重要です。活舌や声出しのような基礎を習慣化するためのレッスンを最初の1時間ほど行い、後半は台本の読みとり、実際に演じてみるという時間で合計2時間になります。

入所費や写真代などはかかりますか?

所属に際してお金がかかるということは一切ありません。また事務所で用意する写真をプロフィールに使用する場合は写真代も不要です。

どのように仕事をするのですか?

当社では、ドラマや映画のほかCMへの出演も行います。メインだけではなく、サブキャストなどさまざまな出方があります。所属の役者のみなさんには、年齢・性別・役柄などのさまざまな条件でフィルタリングした仕事の内容をお伝えします。役者側では、スケジュールや自分自身に役が見合っているかなどを考えて出演したいという気持ちが固まれば書類選考にエントリーするという流れになります。そこから、監督やキャスティングディレクターによる選考が行われて、通過した方だけオーディションに呼ばれ、その中で選ばれた方が役をもらうということになります。

どんな人が合格しますか?

まず、芸能界の仕事は曖昧な部分が多く私生活と仕事の時間を綺麗に線引きして分けるという事が、なかなか難しいと思います。ひとつ例をあげるとすると、映画を観に行くことはレジャーか、仕事か?と誰かに聞かれたら、両方であると答えるしかありません。ドラマや芝居を観に行くということもある面では勉強ですし、ある面では遊びです。ジムで体を鍛えることも、なにかの資格をとることも、どんな要素も役者という仕事に役に立たないと言うことはありません。もちろん、それは恋愛もです。ですから、当社では役者を仕事という側面からだけ捉えず、生き方であると考えられるような人を採用したいと考えています。ただ、未経験者やこれから役者にチャレンジしてみようと考えている人にとっては、最初から高い意識があることを前提にはしていませんので、マネージャーの立場からみて伸びると思える方は積極的に採用させて頂いています。